生涯元気印のお役立ち情報

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メッセンジャーRNA(mRNA) ワクチン

新型コロナウィルス感染予防の切り札として新型コロナワクチンの接種が急ピッチで進んでいます。

社会の構成員の4割あるいは6割以上の人が免疫を持つ「集団免疫」ができると、感染症は次第に消えていくとされています。安全に集団免疫を実現するにはワクチン接種が不可欠です。

ワクチンは健康を損ねないで私たちの体にウィルスに対抗できる免疫をつくる薬です。

新型コロナワクチンで初めて実用化され、注目を集めているメッセンジャーRNA(mRNA) について、調べてみましたので、ご報告いたします。

 

 

 

mRNAとは


細胞内でDNAの遺伝情報をもとにたんぱく質を作る際に伝令役となる物質です。


伝える遺伝情報に合わせて人工合成できます。

新型コロナワクチンではウィルスのたんぱく質をつくるmRNAを体内に投与します。ウィルスのたんぱく質ができ、それを免疫が記憶することで、ウィルスが実際に侵入したときに感染抑制などに役立ちます。

 

新型コロナワクチンの接種


私は自衛隊東京大規模接種センターにて、6月3日及び7月8日の2回モデルナ製ワクチン接種を受けました。

接種時に入手した資料(武田/モデルナ社製ワクチンの特徴)は次の通りです。

 武田・モデルナ製ワクチンの特徴新型コロナワクチンの開発


新型コロナでは、米国ファイザー社と独ビオンテック社、米国モデルナ社がmRNAを投与するワクチンを早期に実用化しました。

ファイザーやモデルナはそれぞれ2020年1~3月ごろから本格的に開発を始め、同年12月にそれぞれ英米で緊急承認を受け、一般の人への接種が認められました。

従来ワクチン開発には少なくとも1年半はかかるというのが常識でしたから、異例の速さです。

従って、ワクチンの治験データが数量的に少ないとの指摘もあります。

 

カタリン・カリコ博士の貢献


上記ワクチンはいずれもカタリン・カリコ博士らが2005年に発表した研究成果が土台となっています。
カリコ博士はハンガリー生まれの女性研究者で、1985年米国に移住し、ペンシルベニア大学などで資金難に苦しみながらmRNAを治療に役立てる研究に取り組んできました。現在はビオンテック社の上級副社長です。


変異型に対するワクチンの効果


新型コロナウィルスの感染状況において、流行の主体が感染力の強い変異型に置き換わってきています。

変異型への効果について、カリコ博士は「mRNAワクチンは抗体がウィルスを捕獲し、ウィルス表面のスパイクたんぱく質と結合する。細胞内へのウィルスの侵入を防げる機能(液性免疫)と、T細胞(Tリンパ球)が感染した細胞の表面にあるウィルス由来のスパイクたんぱく質の小片を探し出し、細胞を破壊する機能(細胞性免疫)がある。変異型は抗体による捕獲を逃れても、T細胞からは逃れられない」と語っています。
情報元:日本経済新聞2021年6月5日付け「大機小機」

mRNAの医薬としての期待


がんやエイズウィルス(HIV)などを対象にした新薬開発を目指し、米国製薬会社モデルナなどが臨床試験(治験)を進めています。
人工合成できるので、病気に合わせた創薬が容易なことから、医療にイノベーションを起こす可能性があり、大いに注目されています。

情報元: 日本経済新聞社2021年6月15日付記事

mRNA医薬の開発

 新型コロナウィルス感染症への備え

新型コロナウィルス感染症の終息が見通せるようになるまで、変異型の発生を抑制するためにも、すでにワクチンを接種した人を含む全員が、これまで通りの感染予防策を徹底し、感染者数を低く抑え込むことが必要です。

日本は新型コロナウィルスの感染拡大への備えや迅速な行動ができなかったと大いに反省する必要があります。

今回の危機を教訓に、将来起こりうる新たなウィルスに備えるためにも、今回取った施策を分析評価し、今後の対策を備えておきたいと考えます。

米国ジョンズ・ホプキンス大学は、2018年に新型コロナウィルスの出現を予見し、その疫学的調査や事前の対策の必要性を報告書としてまとめて注意を喚起していました。

しかしながら、その勧告は生かされませんでした。

今回の危機で日本社会のIT(情報技術)化の遅れも痛切に感じました。かつて1980年代日本はジャパン アズ ナンバーワン(Japan as number one) と世界から評価されました。昨今は先進国と呼べないような状況にあります。私どもは何とかしてこの国を良くしていくように英知を出していきたいと考えます。






 

 

 

 

 

 

 

 

新型コロナウィルス禍のオリンピック開催

 昨年12月に中国武漢市で発生し、世界保健機関(WHO)が「パンデミック」と認定した新型コロナウィルスの感染拡大は全世界に広がり、 世界は危機的状況に陥っています。

 

既に世界で1.85億人が感染し、死亡者の数は400万人に達します。

 

日本においては、安倍首相が昨年4月7日に緊急事態宣言を発令して以来、感染拡大・縮小の波に合わせて、宣言の発令・解除を繰り返してきました。


6月20日に第3回緊急事態宣言を解除後、都内では再び感染者が急増し、7月8日には4度目の緊急事態宣言が、7月12日~8月22日までの期間発令されました。

そして7月23日開幕予定の東京五輪は、東京都と神奈川、埼玉、千葉の各県の競技会場で観客を入れずに開催することになりました。

緊急事態宣言下でのオリンピックの異例の開催について、納得できない国民も多いと思います。

2020年3月に五輪開催延期を決めてから、1年数か月が既に経過しました。
その間における政府の対応はどうであったのか、もっと早く決定できなかったのか、振り返ってみました。

 

目次

東京五輪2020の開催延期決定からの1年有余

新型コロナウィルスの感染拡大のために、2020年3月に五輪の1年延期が決まりました。

五輪開催を可能にするには、ウィルスの感染拡大を阻止し終息させて安心・安全に開催することが大前提であると思います。 

コロナウィルスの感染拡大を阻止しようと、海外では外出禁止、都市封鎖などの厳しい措置が取られた結果、一時感染拡大にブレーキがかかりましたが、現在も変異型ウィルスの感染拡大が続いています。

日本においては、これまで政府は対策として

  • マスクの着用
  • 手洗い・うがいの励行
  • 密閉(窓がなかったり換気ができなかったりする場所)、密集(人がたくさん集まったり、少人数でも近い距離で集まること)、密接(互いに手が届く距離で会話や発声、運動などをすること)の「密」を避けるべく 外出の自粛
  • ワクチン接種

を国民に要請し、感染者が爆発的に拡大し医療崩壊が起こらぬよう対処してまいりました。


日本の感染者数

 

日本の重症者数

出典元:NHK 特設サイト(新型コロナウイルス)

しかしながら、感染再拡大の状況となっており、終息の目途はいまだいつになるか分からず、毎日発表される感染情報を不安な気持ちで 見守る状況が続いています。

 

新型コロナウィルスとの戦いは、まさに目に見えない敵との闘いであり、わかっていないことも多くあり、長期戦の可能性が十分あります。

 

ワクチン接種 

ワクチン接種の進展で重症者の数が大きく減れば、新型コロナウィルスは「普通の風邪」に近くなると言われています。 

菅首相は、対策の切り札として「ワクチン接種に勝負をかける」と「1日100万回」を目標に掲げて、トップダウンで取り組み始めたのは今年5月7日のことでした。

  • 目標は、希望する高齢者全員のワクチン2回接種を7月末までに終える。
  • 1日に100万回で接種比率40%達成。予想は9月8日(野村総研のリポート)。
  • 全希望者へのワクチン接種完了は10~11月(首相発言)でした。


結果として、これまで遅れていたワクチン接種はスピードが加速し、新たに始めた職域接種は申し込みが殺到して一時停止の状態になりました。こうした需要と供給の目算を誤った責任はどこにあるのでしょうか?

担当する閣僚が多く、首相による管理統制が行えていないと考えられます。

 

私どもは現役時代に具体的な目標と期限を区切って計画を実行することは、至極当たり前のことでした。

進捗状況を確認し、計画が遅れていれば、どこに問題があるのかを探して解決策を作り、それに全力を傾注して所期の目標を達成するということをやってきました。

 

今回の場合、リーダーたる菅首相が自己の判断・考えを示し、責任を取ろうという姿勢を見せず、「〇〇委員会」「5者協議」に諮って、その意見を聞いてとずるずると決定を延ばしました。

このような「共同責任」に責任を任せた「無責任」な結果が、無観客五輪開催の決定になってしまったことは誠に残念です。明らかにリーダーとしての役割が損なわれてしまいました。

 

五輪開催決定に対する評価・要望

私は次の通り評価及び要望いたします:

  • 新型コロナウィルス禍で五輪を開催する理由を明確に説明していただきたい。

  • 五輪は何があっても開催すると決めていたのであらば、もっと早く中止も延期もあり得ないと国民に説明し、具体的な対策案を示して協力を訴えた方がよかったと思います。

  • ワクチンの職場接種については、最初に受付ける数量を示して実施すべきでした。
     
  •  もっと迅速な方針決定及び説明を国民に示すように、今後は改善・実行を望みます。

  • データによる分析で、1年余の期間の長期シナリオを描いたのかが不明です。短期的で場当たり的な対応でしかなかったと見えてしまいます。

  • 国民とのコミュニケーションは、持っている情報を包み隠さずすべて出すことが最も重要です。そうすることで初めて信頼関係が生まれることにつながります。
     
  • 政府は巨額の対策予算を組みました。その効果的な使い方を求めます。実際に検証するようお願いします。

  • 再度の緊急事態宣言で東京都は飲食店に酒類の提供停止を再び求めます。
    前回5月12日~6月20日宣言分の飲食店への協力金の支給が、未だ始まらない状況のまま、再び酒類の提供停止を求められる都内飲食店への配慮が欠けていると思います。

  • 上記関係者に対して、政府は「協力金の先渡し」などのもっと親身ある支援・対応が必要であると判断します。

  • 政府のやり方に具体的な施策の実施が遅いこと、申請手続きが煩雑のため非効率であること、危機対応の体制ができていないこと、など批判の声は大きいです。
     
  • 医療現場では、必要な資材や検査器具が不足する中、医療従事者は全力をあげて必死に対応しています。

  • 私どもがなすべき行動は、感染拡大を起こさぬように外出を自粛することにつきます。

  • 私どもの生活は、政府の要請に基づき、営業中止、時短、休業、失職、休校、在宅ワーク等大きな影響が出ていますが、各人が自分の身は自分で守る と自覚するとともに、困っている方への配慮、思いやりをもって対処し、当面している国難に立ち向かってまいりましょう。

新型コロナウィルスへの台湾の対応に学ぼう

新型コロナウィルスへの台湾の対応に学ぼう

台湾の新型コロナウィルスへの対応が非常に早く、感染拡大を防ぐことが出来たと昨年各国から評価されました。それは何故できたのか?一体何が他国と違ったのか?台湾の対応策について調べて、日本が台湾から学ぶべきことを考えてみました。

 

目次

 

政府対策会議の早期立ち上げ

台湾は新型コロナウィルスに対して、2019年12月末に政府対策会議を開き、20年1月中にマスクの流通管理体制を敷くなど素早い対策を打ち出して、成果を上げました。

この要因としては、第一に平時から中国を警戒し、中国に関する情報収集に努めていることが挙げられます。

総人口約2300万人のうち100万人が仕事のため中国で暮らしています。

台湾政府は中国政府の公式発表を信じず、自ら考えて行動することに重きを置いていることは注目されます。


台湾が中国武漢の異変を察知したのは、上記の通り一昨年12月末であり、20年1月半ばには新型コロナを法定伝染病に指定しています。

台湾には「PTT」という投稿サイトがあります。2019年12月、台湾の若い医師が武漢の李医師による内部告発を投稿した。投稿には「武漢の海鮮市場で新型SARSが7件発症」と書かれていたという。

 

この投稿の翌日、2020年1月1日には、台湾は武漢から到着する乗客全員の検疫を開始しました。

この点で中国当局や世界保健機関の情報に引きずられて、コロナ対策で出遅れた日本とは大きな差があります。

 

優れた有事対応体制

第2の要因は、優れた有事対応体制です。

2003年のSARS流行時に、台湾には死者数が香港に次いで2番目に多かったという苦い経験がありました。

それを機に感染症危機管理体制を抜本的に改めました。

台湾では2004年には、「中央感染症指揮センター」という強力な司令塔、新伝染病防治法など、新しい組織や法的枠組みなどを整備していました。

従って、新型コロナウイルス感染症が世界で感染拡大した際にも、台湾では緊急事態宣言を発令せずに済みました。
 

今回は20年1月20日に指揮センターを発足させました。

指揮センターは、感染症有事の際には、すべての政府機関をコントロールすることができます。

同センターは出入国や学校の休校、マスク供給等に関する調整の核になっています。

 

医療の専門家が要職に就いて指揮を執る体制

第3の要因は、医療の専門家が要職に就いて指揮を執る体制です。

陳時中衛生福利部長(厚生労働大臣に相当)が中央感染症指揮センター 本部長を兼務し、1月20日以降毎日定例記者会見を生配信し続けました。

「いい知らせも悪い知らせも伝える」ことをモットーとし、質問がなくなるまで記者の質問に丁寧に答え続け、不眠不休で働くタフぶりに、台湾メディアからは尊敬を込めて「鋼鉄部長(鉄人大臣)」と呼ばれるほどです。
陳衛生相の記者会見はネットでも中継されて、同時視聴数は10万人を超えたという。

 

2016年に台湾史上最年少の35歳で入閣した台湾デジタル担当大臣のオードリー・タン(唐鳳)氏は、最近では、台湾における新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)対策を成功に導いた立役者として注目を浴びています。

オードリー・タン氏は、ソーシャルイノベーションの三本柱は「素早く」「公平に」「楽しく」であると、独学で学んだプログラミング能力を発揮して、マスクを公平に行き渡らせるためのシステムを自ら開発しました。

まとめ

台湾が新型コロナウイルス感染症対策に成功したのは、上述したような平時からの早期警戒、有事対応体制、優れた指導部人材の3つの要因が成功の要因として挙げられます。この点は日本の体制とは大きく異なります。

世界が動揺する中、台湾は早期に動き出すことで経済や政治がうまく機能し、政権への支持も高まりました。

このことは中国による台湾への武力行使を抑止するうえでも大変重要な意味を持っています。

日本政府も台湾の成功事例から大いに学ぶべきです。

新型コロナウイルス感染症が広がる以前から、人類は感染症との戦いを繰り返してきたとされます。日本社会も次なる危機に備え、2004年の台湾がそうであったように今すぐ行動を起こすべきでしょう。 

「サムシング・グレート」の生みの親・村上和雄先生を偲ぶ 

 

「遺伝子が目覚めれば人生が変わる」生命科学研究に従事すること50年余、研究者という域を遥かに越えて大自然の不思議な働きに目を向けられ、遺伝子の働きを通じて私たちに生命の不思議を伝え続けてくださった筑波大学名誉教授・村上和雄先生が令和3年4月13日ご逝去されました。

 

生命の神秘さと真摯に向き合うなかで辿り着いた「サムシング・グレート」という村上先生が生み出した言葉は、いまも多くの人たちの心に残っています。

村上先生は講演などでは、どうすれば遺伝子の話を多くの人たちに受け入れてもらえるかを考えられ、単に研究の成果ではなく、研究を通じて何を感じられたかにスポットを当てて情報発信をしてこられました。
宇宙が創った最高傑作が人間の命。
そんな思いを込めて語られた村上和雄先生の講話録をご紹介いたします。

 

目次

 

遺伝子を目覚めさせる村上和雄先生の言葉【その1】

よい遺伝子を目覚めさせる6つのポイント

①どんなときも明るく前向きに考える

②思い切っていまの環境を変えてみる

③人との出会い、機会との遭遇を大切にする

④感動する

⑤感謝する

⑥世のため人のためを考えて生きる


遺伝子をオンにするための知恵の一つに感動があります。
感動するとき、遺伝子は決して悪い方向には働かない。
感動は自分の心を奮い立たせ、遺伝子をよい方向に導いてくれるものです。


遺伝子をオンにするための心構えというものを
私自身の経験から振り返ると3つくらいの条件があるように思います。

①高い志を持つということ

②喜びを多くの人と共有するということ

③自分たちの仕事が世の中のためになるという熱き思いや意識を持つこと


遺伝子を目覚めさせる村上和雄先生の言葉【その2】

人間として生まれてきたということは、ある意味で、ものすごく幸せなことです。

猿で終わったかもしれないし、魚で終わったかもしれない。

胎児のうちに魚とか爬虫類を経過していくのですから。
つまり、魚や爬虫類で終わったかもしれないのに、
それが人間まで辿り着いた。これはすごいことです。


私は、人間は皆、自分の金メダルを取れるのではないかと思います。
オリンピックの金メダルや、ノーベル賞は取れないけれども、
自分の金メダルなら取ることができる。
そしてそれが人生の目的だと思うのです 。

遺伝子工学の世界的権威として高名な先生ですが、遺伝子を研究する中で、その構造や働きが
偶然に生まれることはあり得ず、「人智を超えた偉大なる存在」なしに到底説明はできないと
いう結論に至られました。

先生は「人智を超えた偉大なる存在」を「サムシング・グレート」と名づけられ、

その言葉は仕事のジャンルや世代を超えて広く人々に知られるようになりました。

 

 

著書『スイッチ・オンの生き方』から心に残る言葉

著書『スイッチ・オンの生き方』から心に残る言葉をご紹介します。

 【人間の無限の可能性】

眠っている遺伝子のスイッチをオンにすることができれば、 「こうあってほしい」
と望むようなことは、ほぼ100%可能といってもいいと思います。
 
それどころか、頭で考えて「こんなことはダメだろう」と思うようなことも可能にす
る能力を、私たちの遺伝子は持っていると考えられます。

 科学的に見た可能性の限界など、全く意味がありません。
人間の想像をはるかに超えた情報が、遺伝子には書き込まれているのです。

 

【能力の差を生むもの】

人間という存在を遺伝子レベルで見れば、学校の成績が良かろうが悪かろうが、
身体が強かろうが弱かろうが、99.5%以上は誰でも同じです。

能力に差があるとすれば、遺伝子を眠らせているか、 目覚めさせているかの違いだけです。
その違いは、心のありようや環境などによって生じます。

人との出会いや環境の変化などによって、眠れる遺伝子のスイッチがオンになるとき、
人は生きながらにして生まれ変わることができるのです。

 

【サムシング・グレート】

万感の書物に匹敵する膨大な遺伝子情報を極微な空間に書き込み、 しかも、
それを一切の休みなく作動させている遺伝子とは、 まさに奇跡としか表現の
しようがないものです。

人間の理性や知性をはるかに超えたものの働きによって誕生したと考えるしかあり
ません。 私はそこに人智を超えたものの存在を感ずるのです。 そういう存在を、
「偉大なる何か」という意味で、 私は「サムシング・グレート」と呼んできました。

 

【生かされている生命】

人間の生命については、まだわからないことだらけなのです。  呼吸にしても、
血液循環にしても、人間の力で調和的に持続的に働かせることは 不可能です。
 
しかし、それでも私たちは生きている。何もわからないままに──。 そう考え
てみると、いったい私たちは何事が起こっているのかと思うのです。

これは「生きている」というようなものではなくて、「生かされている」という
しかありません。

 

 【生き物を生かす不思議な力】

 サムシング・グレートとは、具体的なかたちを提示して、 断言できるような
存在ではありません。  大自然の偉大な力ともいえますが、 神といってもいいし、
仏といってもいいような存在です。

とらえ方は自由なのですが、ただ、私たち生命体の大本には 何か不思議な力が働い
ていて、それが私たちを生かしている。

私たちはそれによって生かされている、という気持ちを忘れては いけないと思いま
す。

 

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 『スイッチ・オンの生き方』村上和雄・著


https://www2.chichi.co.jp/t?p=AAACTTU._zL1nAMPdKSG0bKwNsY  
致知出版社 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-24-9
電話 03-3796-2111
FAX 03-3796-2107
 

核酸とは?知ってますか?

遺伝子レベルで健康を考える “核酸”(DNA・RNA)

 

私たちの健康を保持し、アンチエイジング(抗加齢)に有効で、更に新型コロナウィルスに対する免疫力を高めて、感染予防にも有効と言われる核酸について調べてみました。

  

目次

 

第7の必須栄養素

  

 人体の成り立ち 

私たち人間の身体は約37兆個の細胞から成り立っています。その細胞が集まって内臓や筋肉もできており、ひとつずつの細胞の中心には細胞核があります。    


細胞核の中は酸性を示すことから
、核の中に存在している物質は一般的に“核酸"と言われています。    


核酸にはデオキシリボ核酸(DNA)リボ核酸(RNA)の2つがあり、DNAは、「親から子へ、細胞から細胞へ」性質を伝える遺伝子の本体として働いており、RNAはDNAの情報に基づいてタンパク質を合成する働きを担っています。        


タンパク質は、筋肉、骨、臓器、皮膚、爪などを構成しており、生体内で働くホルモン、酵素などもタンパク質であり、生体にとって不可欠な物質といえます。  


私たちの細胞は日々、新しく生まれ変わって生命をつないでいます。適切な時に、適切な量で必要なタンパク質が作られることが、人の健康にとても大切で、これらのタンパク質を作る上で、大きな役割を果たしているのが、核酸であるDNAとRNAなのです。

このように、核酸は私たちが健康に生きていくうえで、なくてはならない重要な成分であり、核酸の栄養学的な側面についても注目が集まっています。   

 

遺伝情報(生命の設計図)の役割を担う「DNA」    

DNAは「親から子へ、細胞から細胞へ」性質を伝える遺伝子の本体として働いており、細胞の核の中にある「染色体」として、折りたたまれて存在しています。  


DNAはA(アデニン)、T(チミン)、G(グアニン)、C(シトシン)という4種の塩基と糖、リン酸で構成されるヌクレオチドが、30億個の対となって結合した二重らせん構造をしています。

そのDNAの中で、タンパク質を合成するもとになる、生命の設計図ともいえる情報を持つ領域を「遺伝子」といいます。しかし、「遺伝子」はDNA全体の僅か2%に過ぎません。

       

DNAの遺伝情報に基づき タンパク質合成に関与する「RNA」   

DNAの中にある「遺伝子」には、タンパク質の部品である「アミノ酸」の配列情報が書かれています。その遺伝情報が、RNAに写し取られ、その後、数種類のRNAが連携し、アミノ酸が連なったタンパク質が作られます。   


ヒトのゲノムが解読されて以来、RNAの中にはタンパク質合成そのものには関わらず、遺伝子の働きをコントロールする(遺伝子発現制御)ものもあるとわかり注目が集まっています。
       

核酸(DNA・RNA)が合成される2つの経路    

細胞に必要な核酸成分は、体内で2つの経路で合成されています。


ひとつは、肝臓でアミノ酸や糖などを原料に新たに核酸を合成する「デノボ合成経路」。   

もうひとつは、食事から摂取した核酸や体内で不要になった核酸成分を再利用して核酸を合成する「サルベージ経路」です。
   

「デノボ合成経路」は、加齢に伴って衰え、細胞の活動がスムーズにできなくなります。(老化現象)

従って、健康維持や美容のために食事から核酸を摂ることが大切なのです。

核酸が多く含まれる食品       

核酸は食品全般に含まれていますが、特にタンパク質源である肉や魚介類、豆類などに多く含まれています。    


食品の中で特に核酸を多く含むのが、サケの白子で、その他にも食用酵母、アサリ、牡蠣、海苔、大豆、鶏肉、豚のレバーなども核酸が多く含まれる食品です。    


もちろん、核酸だけを摂ればいいわけではなく、身体に必要な栄養素をバランスよく摂ることが重要です。バランスの良い食生活を心がけ、核酸が不足しないようにサプリメントも上手に使い、健康な毎日を過ごしていきましょう。

 

核酸の働き 

 新陳代謝を活性化させる

私達の身体は、常に新陳代謝を繰り返して、身体中の細胞を若い状態に保とうとしています。新陳代謝の過程で消費される核酸は、慢性的に不足の状態にあると言えます。

ですから、常に一定量の核酸を補充し、新陳代謝を活性化させることが重要です。

傷ついた遺伝子を修復する

遺伝子が活性酸素などのいろいろな要因により傷ついてしまうと細胞の再生ができなくなり、誤ったたんぱく質が作られてしまいます。それが免疫力の低下や代謝異常につながり、病気を発症させてしまいます。

 核酸は、そのような傷ついたDNAを修復する際の材料となり、老化や病気の予防、改善をしてくれます。

・免疫力を高めてくれる効果

核酸には免疫力を高めてくれる効果があるので、ガンなど様々な病気に有効です。

また直接にがん細胞に対してアポトーシス(細胞死)させる作用も確認されています。

・活性酸素を除去する

呼吸により取り入れられた酸素のおよそ2%が、老化や病気を引き起こす活性酸素になると言われています。活性酸素は病気発生の90%以上に関与しているといわれています。

核酸は活性酸素を取り除き、アンチエイジング(抗加齢)や病気の予防につながります。

・アンチエイジング(抗加齢)に有効

 
免疫力、抗酸化力、代謝力を高めることがアンチエイジングに直結します。
シミ、しわ、肌荒れなどの老化現象を遅らせます。

 

引用元:https://fordays.jp/kakusan/